産休後に「戻りたい!」と思える優しい職場

飛騨高山本社 総務室 大前霞

全員が「おめでとう」と言ってくれました

総務室は上司と私の女性二人だけの小さな部署で、派遣社員の方にも手伝っていただきながら回しています。市町村に提出する書類の作成から来客の応対まで、幅広い業務を担当します。

 

入社して3年目に入りました。日々新しくやることが舞いこんできたり、期限に追われる仕事もあって多忙ですが、こなしていくのは楽しいですね。やりがいを感じます。「来週までにこの申請書を全員ぶんつくらなければ!」と焦ることがあっても、上司や同僚がサポートしてくれます。

 

ここに来る前は金融機関に6年ほど勤めていましたが、結婚を機に退職しました。以前は窓口業務でカウンターに座ってお客さまに対応していたのが、いまはパソコンの前に座ることが多くなりました。いろんな部署から様々な仕事を頼まれるのは初めてでしたから、最初は対応に戸惑いました。なんとか仕事を覚えて続けられているのは、上司のおかげです。

 

人が優しい職場だと思います。面接の際「産休でご迷惑をおかけすることになるかもしれません」というお話をした上で入社したものの、不安がないわけではなかったんです。でも、実際に産休をとる立場になったとき、全員に「おめでとう!」と言ってもらえてホッとしました。重いものを持とうとすると男性社員がさっと手伝ってくれたりします。

 

上司に相談したときにも、「助けるよ」といった温かい言葉しか返ってこなかったのがうれしかったですね。会社には同世代の人が多く、女性陣も子育ての経験をされている方が多いので、アドバイスをもらったり助けていただくことが多いです。

 

妊娠してから特に周囲の心遣いをひしひし感じています。つわりで4カ月間くらい体調が悪い時期もありましたが、上司から「休みたかったら休んでいいよ」と言ってもらえて気が楽になりましたね。

影武者やモグラがいないと会社は回らない

実はこのインタビューでも周りの人に助けてもらいました。事前にいただいた想定質問の中に「総務とは会社にとってどんな仕事?」というものがあったのですが、それを会社の人たちに話したら、「”影武者”だって答えたらカッコよくない?」とアドバイスをもらいまして。

 

確かにそうですね。総務は表舞台に出ることがあまりないですし、実際に会社の外に出ることも少ないですから。ちょっと言い方を変えると、”モグラ”みたいな感じというか(笑)。

 

ただ、影武者やモグラのような存在もいないと、会社はうまくいかないんです。上司を見ていると、つくづくそう思います。技術のみなさんは現場に出るだけでなく事務作業も多いですから、その補助をだれかが引き受けないと全体が回りません。金融機関で働いているときは担当の仕事だけやっていただけに、ここに来て総務的な仕事の大切さを痛感しています。

 

上司の働きぶりを見ているとスゴいなと感じます。いまは派遣の方もいらして心強いですが、私も復帰したらもっと仕事を引き継げるようになりたいと思います。スキルアップが必要ですね。

 

&という新社名については、素直に新しいなと思いました。質実剛健なイメージのある漢字の社名から柔らかな言葉になって、新しい時代が来るワクワク感があります。文字として見るとスッと目に入って残りやすいですね。

 

名刺の色が16色から選べるようになったのも面白いと思います。私はエメラルドグリーンを選びましたが、社長のようにゴールドを選ぶ人もいますし、名刺のカラーで社員の色というか個性を出せそうですね。

 

この4月末から産休に入らせていただきました。育児休暇は子供が1歳になるまで。6月に出産予定ですから、来年6月くらいには復帰したいと思っています。戻りたい職場です。いい会社だと思います。